
テスト前になると、こんな声かけはします。
「勉強しときよ〜」
「わからんかったらYouTubeで先生見つけ〜」
軽い声かけです。それで、これまではなんとかなってきました。
でも、中学1年生の次男には、これが効きませんでした。
——「何が分からないのか」が分からないからです。

YouTubeで先生を探すにも、自分が何を分かっていないかを知らないと、探しようがないんですよね。
入学してすぐのテストは、5教科とも平均に届きませんでした。
いちばん低い教科は20点台でした。
中間も、期末も、だいたい同じでした。
結局、1学期がまるごと終わってしまいました。何もできないまま。
「クイズなら好き」

どうすればいいか分からなくて、AIに相談しました。何日も、くどくどと。
そこで出てきたのが、クイズ形式でした。問題集を解かせるのではなく、口で聞いていく形です。
やってみたら、次男がこう言いました。
「俺、クイズは好き」

びっくりしました。勉強は嫌いなのに、クイズはいいらしいんです。
そして、そのクイズで分かったことがあります。
基礎の基礎から分かっていませんでした。正直、頭を抱えました。
でも同時に、「全部できない」わけではないことも分かりました。九九も、割り算も、漢字の読みもできていたんです。
1か所が抜けたまま、その上に積み上げようとしていた。それだけでした。
その調べ方を、記事にしてみます
先に、はっきり書いておきます。
これは、私がAIと一緒に作ったものです。専門家が作ったものではありません。学校の先生に見てもらったわけでもありません。
だからすべてのお子さんに当てはまるかは分かりません。「そういう見方もあるのか」くらいで読んでみてください。
算数のスタート地点さがし(8問)
上から順に、お子さんに聞いてみてください。「はい」なら次へ進みます。
最初に「いいえ」が出たところが、始める場所です。

- Q1 九九は、全部すらすら言える?
小学2年 - Q2 わり算の筆算ができる?(例:84 ÷ 3)
小学3〜4年 - Q3 小数のかけ算・わり算ができる?(例:2.5 × 4)
小学5年 - Q4 分母のちがう分数のたし算ができる?(例:1/2 + 1/3)
小学5年 - Q5 「20%引き」の意味が説明できる?
小学5年(割合) - Q6 速さ・時間・道のりの計算ができる?
小学6年 - Q7 マイナスのたし算・ひき算ができる?(例:−3 + 5)
中学1年 - Q8 文字式が読める?(例:3a + 2a)
中学1年
答え合わせをしなくていいので、10分かかりません。

私が横から聞くと、つい怒ってしまうので。スマホで答えられる形にして、LINEで送りました。ひとりで答えてもらったんです。
止まった場所ごとに、やること
Q1〜2で止まった → 小学3・4年の計算から
九九とわり算は、この先ずっと使います。ここが抜けていると、何をやっても苦しい。遠回りに見えても、ここからです。
Q3〜5で止まった → 小学5年に戻る
わが家はここでした。小数と、割合。
そして、あとから気づいたのですが、図形も苦手でした。
分数だけなら計算の問題です。でも図形もとなると、話が変わります。小学5年生あたりから、全体的につまずいているということだからです。
小数と割合は算数だけの話ではありません。理科の計算にも、社会のグラフにも出てきます。ここが抜けていると、理屈が分かっていても点になりません。
Q6で止まった → 小学6年から
速さ・単位量あたり。中学の一次関数につながる場所です。
Q7〜8で止まった → 戻らなくていい
ここは中1の内容です。今の授業と同じ範囲なので、学校のワークをやるほうが早いと思います。
全部「はい」だった → 戻る必要なし
その分の力を、今の授業に使ってください。
「分数ができない」の、本当の原因

ここからが、いちばん書きたかったところです。
次男は分母のちがう分数のたし算で止まりました。だから最初は「分数をやり直そう」と思ったんです。
でも、たまたま職場に元塾講師の方がいて、相談してみました。理系の方です。
「中1の息子が、分母のちがう分数のたし算から分からないんですけど、何からやったらいいでしょう」
返ってきた答えは、意外なものでした。
「約数を、徹底的にやるといいですよ」

え、分数じゃなくて?と思いました。
あとで調べて、意味が分かりました。
分母のちがう分数でつまずく原因は、計算そのものではなく「約数・倍数・最小公倍数」が分かっていないことが多いのだそうです。
順番にすると、こうなります。
- 約数がすらすら言える(12の約数は? → 1・2・3・4・6・12)
- 倍数が言える(4の倍数を5つ → 4・8・12・16・20)
- 最小公倍数が見つけられる(3と4なら12)
- 通分ができる
- 分数のたし算・ひき算ができる
分数をやり直すのではなく、その2段階手前から。そのほうが、あとで一気に楽になるそうです。
そして「約数を徹底的に」というのは、暗記するという意味ではありません。
数字を見たら、約数がパッと出てくる状態にする。そういう意味でした。

ここまで教えてもらって、やっと「何をやればいいか」が決まりました。4月からずっと分からなかったことが。
まとめ
「勉強しときよ〜」が効かない子には、その前にやることがありました。
どこから始めるかを、決める。
うちの場合、それは小1まで戻ることでも、中1の問題集を買うことでもありませんでした。約数でした。
そして——「全部できない」と思っている子に、「全部じゃないよ。1か所だよ」と言えたこと。今のところ、いちばん効いたのはそこだと思っています。

うまくいったかどうかは、まだ分かりません。始めたばかりなので。また書きます。
あわせて読みたい
スタート地点が決まったあと、実際どうやって勉強しているかは、こちらに書きました。
→ 「教えていると、私が怒ってしまう」わが家がクイズ形式に変えた話
※この記事の診断は、筆者がAIを使って作成したものです。専門家の監修は受けていません。お子さんの状況によって当てはまらないことがあります。学習面で気になることがあるときは、学校の先生にご相談ください。

