義実家が嫌いなわけじゃない。でも、正直めんどくさい。

義実家が嫌いなわけじゃないけど正直めんどくさい、というアイキャッチ画像 暮らし・家事

お正月が近づいてくると、私は少し憂鬱になる。

いや、正確に言おう。

お正月そのものが嫌いなわけではない。

むしろ家でのんびりするお正月は好きだ。

好きな時間に起きて、好きなものを食べて、好きなことをして。

そういう普通のお正月がいい。

でも我が家には、お正月になるとちょっとしたイベントが発生する。

祖父母宅3軒ハシゴである。

我が家には、おじいちゃんおばあちゃんが3組いる

夫の両親は離婚していて、それぞれ再婚している。

そのため、我が家には「おじいちゃん、おばあちゃん」と呼べる人が3組いる。

ありがたいことだ。

子どもたちを可愛がってくれる人が3組。

これは本当にありがたい。

……ただし。

お正月になると、

3軒回る。

12月に入った頃から、3軒それぞれに聞かれる。

「今年の正月はどうする?」

食べることは、もう決定事項だ。

聞かれているのは「行くかどうか」ではなく、「いつ行くか」だけ。

三が日は3日間しかない。

そのうち2日間くらいは、気づけば祖父母宅訪問の予定で埋まっている。

……。

残り、1日?

三が日、家族だけで過ごせる日って、そんなに少ないものでしたっけ。

本音を言えば、3軒とも1日で回ってしまいたい。

でも、さすがに1日で3軒分のご馳走を食べ切れる胃はない。

むしろ、家でいつものご飯が食べたい。

贅沢な悩みだとは思う。

でも、そうなのだ。

親と過ごせる時間は、実はそんなに多くない。

それは分かっている。

分かってはいるのだけれど。

義両親が嫌いなわけではない

ここは最初に言っておきたい。

私は夫の両親が嫌いなわけではない。

むしろ、よくしてもらっている。

買い物に行けば孫たちに食べ物を買ってきてくれる。

季節の果物を買ってきてくれる。

お正月にはご馳走を用意してくれる。

子どもたちのことも可愛がってくれる。

本当にありがたい。

だから私は、基本的に何でも、

「ありがとうございます!」

と言う。

でも。

ありがたいことと、めんどくさいことは両立する。

私は声を大にして言いたい。

ありがたい。でも、めんどくさい🥺

私の実家は、とにかくラク

実家に大人数で集まって食事する様子

私の実家には、家を建てている間ずっと家族で寝泊まりさせてもらっていた。

出産したときもしょっちゅう泊まりに行った。

だから、私の実家には家族で過ごした時間がたくさんある。

夫も私の実家が好きだし、子どもたちも好き。

私の両親は、孫の話をニコニコ聞いている。

父も亭主関白ではない。

大事なところでは父が出てくるけれど、それ以外は母の好きなようにさせている。

お酒を飲んで偉そうになることもない。

350mlのビールを1本飲んだら、いい感じに酔っ払って寝る。

最高である。

飲み会が長引かない。

これ、大事。

ちなみに、実家に集まるとけっこうな人数になる。

父と母、姉夫婦、弟の家族。そこにうちの5人。

ぜんぶで10人を超える。

人数でいえば、夫の実家より多い。

それでも、気楽なのだ。

しんどさは、人数の問題ではないらしい。

そして、正直に言うと、私はどうしても自分の親を優先してしまう。

親と過ごせる時間が残り少ないなら、気楽なほうに時間を使いたい。

だから、実家に行く回数のほうが多い。

一緒に食事をしていても、ただ気楽。

それに、食事会は正月だけの話ではない。

どちらの家とも、年に何度かはある。

ただ、私の実家は、私の予定や体調に合わせて決められる。

「今週はしんどいから、来週にしよう」が通る。

夫の実家は、そうはいかない。

向こうの予定に、こちらが合わせることになる。

同じ「食事会」でも、決めるのが自分か、相手か。

たぶん、しんどさの正体はここだ。

夫の実家は「昭和の男」なのである

一方、夫の両親の家庭は、いわゆる「昭和の男」という感じがある。

男性を立てる。

男性中心。

そして、お酒が強い。

飲む。

しゃべる。

また飲む。

しゃべる。何度も聞いた昔話を。

そして、長い。

もちろん、それが悪いと言いたいわけではない。

それがその家庭では普通なのだろう。

ただ、私はその空気が得意ではない。

そして私は、だんだん気づいた。

私、家に帰りたい。

子どもたちも、だんだんお年頃。

ご飯を食べるのは好きだけど、いつまでも大人の話を聞いていたいわけではない。

「そろそろ帰りたいな」

という顔をしている。

私も同じ顔をしていると思う。

「おいしいか?」が、地味にしんどい

食卓でさらに料理を勧められる様子

そして食事会になると、

「おいしいか?」

と聞かれる。

……。

まずいって言える人、いる?

「すみません、あまり好みではありません」

なんて言ったら、たぶん空気が変わる。

でも食べなければ、

「おいしくないのか?」

となる。

もっと食べれば、

「もっと食べ」

となる。

おいしいと言えば、

「じゃあ、もっと食べ」

となる。

逃げ道がない。

将棋で言えば、これはもう詰みである。どう指しても「もっと食べ」に合流する。

私の逃げ場は、盤面のどこにもない。

私は、自分の体調がいい日に、自分の好きなものを好きな量だけ食べたい。

お正月だからといって、急に胃袋が大きくなるわけでもない。

むしろ私は、

普通のご飯が食べたい。

普通の生活がしたい。

「いらない」は、言わないと決めている

食べ物を持ってきてくれて、

「これ、食べる?」

と聞かれることもある。

本当にいらなければ、私は「いらない」と言いたい。

でも、経験上、

「大丈夫です」「いりません」

と言うと、ちょっとへそを曲げる節がある。

なので私は、

「ありがとうございます!うれしい!」

と言う。

言えないのではない。言わないと決めている。

別に欲しくなくても。

いや、欲しいときはもちろん嬉しい。

でも、毎回欲しいわけではない。

人間だもの。

孫は正直だから困る

ところが子どもは、そんな大人の事情を知らない。

義両親が孫に聞く。

「これ、いる?」

子どもは即答する。

「いらない」

そりゃそうだ。

子どもだもの。

すると、ちょっと空気が変わる。

私は心の中で、

めんどくさい……🥺

と思う。

子どもは悪くない。

義両親も悪くない。

でも、

「いらない」と言ったら「そっか!」で終わる世界が、私は好きだ。

果物をもらったら、孫の動画を送る

そして、義両親から食べ物や果物をもらうと、私は孫たちが食べている写真や動画を撮る。

「おいしく食べています!」

「ありがとうございます!」

とLINEする。

もちろん感謝している。

でも、私は知っている。

以前、義母が、

「最初はお礼のLINEが来ていたのに、最近は来なくなった」

とぼやいていたことを。

「お礼なんていらないのよ」

と言いながら、

お礼がないと、やっぱりちょっと気になる。

まあ、分かる。

誰だって「ありがとう」と言われたら嬉しい。

私だって嬉しい。

だから送る。

孫の写真。

孫の動画。

「おいしく食べています」の一言。

もはや、

お土産+孫の食事動画=セット商品

みたいになっている。

父の日・母の日は、ちゃんと考えている

オニヤンマの形をした虫除け

こんなことを言いながらも、父の日・母の日はちゃんとプレゼントを用意している。

外好きなおじいちゃんには、オニヤンマの形をした虫除けを渡したら、これが意外と好評だった。

おばあちゃんには、無印のコーヒーやタンブラーとか。

正直、毎回悩む。

一緒に暮らしていないから、今何が欲しいのか分からない。

欲しいものはだいたい持っている。

そんな中で、一番喜ばれるのは、孫の写真をアルバムにしたプレゼントだ。

ただし、必ずおじいちゃんおばあちゃんと一緒に写っている写真も混ぜる。

これは鉄板だ。

孫と祖父母が写っているアルバム

夫の実家を大事にするのが「当たり前」?

たぶん、義両親の世代では、

「嫁は夫の実家を大事にするもの」

という感覚があるのだと思う。

お正月には夫の実家へ行く。

親族みんなでご飯を食べる。

年上の人を立てる。

男性を立てる。

きっと、お母さんたちもそうしてきたのだろう。

でも。

それは、こっちの知ったこっちゃない。

……と、私は思ってしまう。

いや、もちろん失礼なことをしたいわけではない。

義両親を大事にしたくないわけでもない。

ただ、

「昔はそうだったから、今もそうするのが当たり前」ではなくてもいいんじゃない?

と思う。

嫁姑は、ちょっと離れていたほうがいい

最近、本当につくづく思う。

嫁姑は、仲が悪くなくてもいい。

むしろ仲がいいほうがいい。

でも、

近すぎないほうがいい。

たまに会って、

「久しぶり!」

と言えるくらいがちょうどいい。

毎回一緒にご飯を食べなくてもいい。

毎回孫の写真を送らなくてもいい。

毎回「おいしい?」と確認しなくてもいい。

私はそう思う。

だって、

感謝していることと、ずっと一緒にいたいことは別だから。

だったら、お正月は旅行に行きたい

だから私は、密かに思っている。

お正月、旅行に行きたい。

家族5人でどこかへ行って、

「今年は旅行なので帰省できません!」

と言えたら、どれだけ気楽だろう。

……まあ、今はそんなに旅行に使えるお金はない。

5人家族だし。

お正月だし。

高い。

だから、今年もたぶん3軒回る。

そして、もし旅行に行ったら行ったで、また別の問題がある。

「お土産なんていらないからね」

と言われる。

私は本当に、お土産を買わないタイプだ。

旅行に行ったら、自分たちが楽しんで終わり。

お土産、買いたくない。

でも買わなかったら、

「お土産なかったね」

と言われそう。

買ったら買ったで、

「いらないって言ったのに」

と言われそう。

どっちやねん。

でも、夫の友達との時間は好き

ここが自分でも不思議なのだけど。

私は、人と過ごすことが嫌いなわけではない。

夫が友達と楽しそうにしているのを見るのが好きだ。

子どもたちも、夫の友達が大好き。

だから、夫の友達と過ごす時間は楽しい。

夫が笑っていて、子どもたちも笑っていると、私も勝手に楽しくなる。

しかも、うちはもともと5人家族。

そこに友達1家族が来るだけで、あっという間に10人を超える。

気づいたら、もうちょっとした宴会場の人数になっている。

大人は飲む。

子どもは遊ぶ。

眠くなったら寝る。

これなら楽しそうだ。

……問題は、

10人以上泊まれる場所があるのか。

ということで、私は今、

「大人数でも気楽に泊まれる場所」

を本気で探している。

……と、ここまで散々ボヤいたが、これは全部「お世話になっている人たちと過ごす時間が、ちょっと多すぎる」という贅沢な悩みだ。

ありがたい。でも、めんどくさい🥺

たぶん来年も、私は同じことを思いながら、3軒回っている。

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