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子どもが夜中に吐いたら、まず何をすればいいのか。保育園のころ、3人ともほぼ毎年嘔吐下痢になり、ノロで入院もしたわが家が、あのころやっていたことと、今も続けている備えをまとめます。
- かかった子と大人だけ、別の部屋で寝る
- 子どもが吐いたら、私はすぐマスクをつける(各部屋に置いておく)
- 吐いたものは乾く前に、ハイターなどの塩素系漂白剤で片付ける(アルコールではなく)
- 消毒液を部屋に吹きかけない(昔はしていました)
- 片付けたら、石けんで手を洗う
後半には、片付け手順を図にしてまとめています。

ほんと、大変でした。できる対策はしておいて吉!!
子ども3人と毎年の嘔吐下痢

わが家は子どもが3人います。上の子が0歳のころから、ほぼ毎年、3人とも嘔吐下痢にかかってきました。保育園のころは、本当に大変でした。小学生になったころからは、みんなかかっていません。
ノロで入院したのは、次男が1歳ごろと、長男が4歳ごろです。
子どもが小さいころは、とくに年が近いと、嘔吐下痢になった子だけを別の部屋に完全に分けるのは難しかったです。それでも、かかった子と私だけは別の部屋で寝るようにしていました。
夫が夜勤の日は、私ひとりで3人を見ていました。
しかも、ふつうの嘔吐下痢よりも、ノロは本当に噴水のように吐くのです。汚れがひどくて、布団を捨てたこともあります。
吐いたその夜の寝かせ方
1人が吐いたら、とりあえず寝ているほかの2人を別の部屋へ連れて行きました。
- 子ども1人のころ:同じ部屋で寝る。枕のまわりに、切って広げたゴミ袋。下痢になったら尿もれパッドや敷きパッドを敷く
- 子ども2人のころ:かかった子と私だけ別の部屋へ。子どもは子ども用の敷布団(保育園に持っていくような、家のお昼寝用に買っていたもの)、私は絨毯の上
- 3人が順番にかかったとき:かかった子と私だけ別の部屋。とっさのときは、私の布団はなし
泊まりに来た人用の敷布団の予備があったので、それを引っぱり出して使っていました。夜通しの看病になるときは、私はヨガマットの上で寝ていました。
それから、子どもが吐いたら、私はすぐにマスクをつけて寝るようになりました。なので、マスクは各部屋に置いています。
それでも、夫はけっこううつりました。マスクをしなかったり、手洗いが私ほど入念ではなかったりしたので。私もうつったことはありますが、覚えている限りでは1〜2回です。すぐにマスクと手袋をして対応するようにしていました。
ちなみにわが家では、同じ部屋にいたからといって、カーテンや汚れていない布団まで洗ったことはありません。
前もって用意しておくもの
- 小さい取っ手付きの桶または小さいバケツ(ビニール袋をかけて使う)
- ビニール手袋(今も常備しています)
- マスク(今も常備しています)
- 経口補水液(OS-1を3本。小さい子にはアクアソリタが飲みやすかった)
- 髪をくくるゴムやバレッタ(女の子は髪に吐いたものがつきやすい)
マスクは業務用を10箱まとめて買い、1階・2階・夫と私の車に分けて置いています。
※経口補水液の飲ませ方や量は、商品の表示やかかりつけの先生の指示に従ってください
小さい桶やバケツにビニール袋をかけて、すぐ差し出せるようにしていた日々を思い出します。
吐いたものの片付けは塩素系で
私も最初は、嘔吐下痢のときに何を使えばいいのか、アルカリ性?中性?酸性?という基本のところからつまずきました。上の子が生まれたころは、今ほど簡単には調べられませんでした。
調べてみると、ふつうのアルコールは、ノロウイルスには効きにくいとされていました。厚生労働省の介護の手引きにも、ノロウイルスにはアルコール消毒では十分な効果が得られない、と書かれています。
厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」でも、ノロウイルスの力を完全になくす方法として挙げられているのは、塩素系と加熱です。アルコールは入っていません。
※厚生労働省「介護現場における感染対策の手引き」、厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」より/2026年11月3日に確認
- 吐いたものの片付けは「塩素系」(厚生労働省の案内)
- ふつうのアルコールは、ノロには効きにくい
わが家の片付け手順
子どもが生まれて初めて嘔吐下痢に向き合ったときは、本当に焦りました。
布団に吐いてしまったときは、お風呂場でハイターに漬けたこともあります。
あのとき知っていたかった手順を、上の厚生労働省のQ&Aをもとにまとめます。

準備:ビニール手袋とマスクをつけて、窓を開けて換気。ほかの子は別の部屋へ。
- 吐いている子のそばにいる(手の空いた大人がいれば、片付けを分担)
- 吐いたものは、ペーパーなどで飛び散らないように静かに取り除き、すぐビニール袋へ
- 床は薄めた塩素系で拭いて、そのあと水拭き
- 布団や服は、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗い(大物の布団はお風呂場へ)
- 塩素系に漬けて、すすいでから洗濯機へ
- 最後に、石けんでしっかり手を洗う
わが家では、まず吐いている子のそばについて、嘔吐がおさまるまで一緒にいました。夫がいる日など、手の空いている大人がいれば、そのあいだに服や布団の片付けをしていました。これが大変でした。
冬場が多く、布団は大物なので、お風呂場へ持って行きました。服も吐いたものを洗い流してから、バケツのハイターに漬けていました。ひととおり漬けたら、すすいで洗濯機へ。

お風呂場で塩素系を使ってよいかは、自分の家のお風呂のメーカーに確認していました。素材によっては傷むことがあるからです(トイレは確認しておらず失敗しました。後半に書きます)。
図には、厚生労働省の手順にある「片付ける人の手袋・マスク」「飛び散らないように静かにもみ洗い」「最後の手洗い」も足しています。
塩素系は、ハイターなどの家庭用の塩素系漂白剤でも代わりになります。薄め方は商品によって違うので、ボトルの表示で、先に作り方を確かめておくと、夜中でもあわてずに済みます。
床を拭く用と、吐いたものを入れたゴミ袋用では、濃さが違います(厚生労働省の手順より)。両方の作り方を、ボトルの表示で確かめておきましょう。
わが家では、吐いたものがついた服は、汚れを落としてから、洗濯機にハイターを入れて洗うこともありました。布団は、次の日に晴れていたら、子どもを病院に連れて行ったあとに天日干し。
調べてみると、「汚れを落としてから塩素系」という順番は合っていました。そのうえで、もっと確かにできるところもありました。
- 色柄物用(酸素系)の漂白剤のウイルス除去は、ノロとは限らないウイルス1種類で試したもの。ウイルスを落とすには塩素系がすすめられている
- 塩素系は色柄物の色が抜けるので、白いものなどに使う
- すぐ洗えない布団は、よく乾かしてから、スチームアイロンや布団乾燥機の熱を
※厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」(Q21)、花王「漂白剤」の解説ページ、花王「漂白剤のキ・ホ・ン」より/2026年11月3日に確認
部屋の空気と、トイレ・手すりの注意
部屋の空気も気になりますよね。厚生労働省によると、ノロウイルスは乾くと空気中に舞い上がりやすいそうです。
- 吐いたものは、乾く前にすぐ片付ける
- 片付けたら、窓を開けて十分に換気する
- 消毒液を部屋に吹きかける「空間噴霧」はしない
じつは昔の私は、吐いた部屋に、霧吹きでアルコール(エタノール)を吹きかけていました。これは、二重にまちがいでした。
まず、上に書いたとおり、ノロウイルスにはアルコールが効きにくいので、ノロ対策としてはほとんど意味がありませんでした。
そのうえ、人がいる部屋に消毒液を吹きかける「空間噴霧」は、吸い込むと体に悪く、効果もはっきりしないとして、厚生労働省はすすめていませんでした。
介護の現場向けの手引きでは、吐いたものにスプレーで吹きかけると、かえってウイルスが舞い上がるおそれがある、とも書かれています。
今は、アルコールを吹きかけるのではなく、塩素系をしみこませて拭いて片付けるのが基本だと知りました。
※厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」(最終改定 令和3年11月19日)、厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」、厚生労働省「介護現場における感染対策の手引き」より/2026年11月3日に確認
トイレ・お風呂・手すりは素材を先に確認
わが家の手すりは、塩素系で拭いていたら変色してしまいました。塩素系もアルコールも、使う前に素材を確かめるのが安心です。

アラウーノの便座を、アルコールや塩素系で消毒していたら、便座の表面がザラザラに…。メーカーのおすすめの洗剤を確認していなかったのが原因でした。
嘔吐下痢のときは、どうしても消毒が必要な場面があります。自分の家のトイレのメーカーに、前もって問い合わせておくと安心です。そのときの話はタンクレストイレから「組み合わせトイレ」にした話に書いています。
今のわが家は、2階のトイレ(アラウーノ)は中性洗剤しか使えないので、ふだんは使える洗剤を確かめて掃除しています。
まとめ:吐いた夜は、別の部屋とマスクと塩素系
- かかった子と大人だけ、別の部屋で寝る
- 子どもが吐いたら、すぐマスク
- 吐いたものは乾く前に、塩素系で片付ける
- 塩素系の薄め方は、先にボトルの表示で確かめておく
- 部屋には吹きかけず、換気する
- トイレ・お風呂・手すりは、素材を先に確認
- 片付けたら、石けんで手を洗う
わが家の子ども3人は、保育園のころはほぼ毎年嘔吐下痢になり、ノロになったときには入院もしました。それでも、すくすく元気に育っています!みなさん、一緒にがんばりましょうね!!
